Go

Goで関数をカリー化してみる

第一級関数をサポートしていれば、その言語では関数のカリー化が可能だ。
第一級関数とは関数が第一級オブジェクトであるということで、平たく言うと「動的に生成できて、それが変数に格納できたり、関数の引数や戻り値にできたりする関数」だ。
Goは無名関数を作ることができ、その無名関数がクロージャになっているので、カリー化はあっさりできる。
静的型付けのコンパイル型言語だが、スクリプト言語のような書きやすさのある言語だと思う。

例えば、下のような「2つの数値を受け取って、その和を返す」という関数をカリー化してみる。

func addFfunc (x int, y int) int {   return x + y }

これをカリー化すると、下の「addNFunc」のようになる。

package main import "fmt" func addNFunc(x int) func(int) int { return func(y int) int { return x + y } } func main() { addFive := addNFunc(5) addTen := addNFunc(10) fmt.Println(addFive(1)) fmt.Println(addFive(2)) fmt.Println(addTen(1)) fmt.Println(addTen(2)) }