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手持ちのオカリナたち

ピッコロCのオカリナ
redball実際に吹いた音はこんな感じ
ステージで吹くことが一番多い、ピッコロC。
近所の楽器屋で買ったものがたまたま大当たりだった管。安定感があって、こんないい音を出すオカリナは100本に1本あるかないかだと思う。
楽屋で吹いていると、ライブメンバーから「いい音~♪」という声が上がるほど。
ソプラニーノGのオカリナ
redball実際に吹いた音はこんな感じ
割と最近買った、ソプラニーノG。
ピッコロCに音色が似ていて、透明な音を出す。
しかし、この管はハズレだった。
チューニングがやや高めに設定してあるため、私の吹き方だとGとG#の中間の調になってしまうのが最大の欠点。
おかげでステージで吹くことが出来ない。
ソプラノFのオカリナ
redball実際に吹いた音はこんな感じ
もっともオカリナらしい音を出す、ソプラノF。
形も大きさも、「これぞオカリナ!」という代表的管だ。
チューニングも無難なところなのだが、かなり気温・湿度と息づかいに敏感な管で、ステージで吹く前にはしっかりと温めておく必要がある。
アルトCのオカリナ
redball実際に吹いた音はこんな感じ
手持ちのオカリナの中では一番低い音を出す、アルトC。
生まれて初めて手にしたオカリナがコイツだった。
思い出はたくさん詰まっているものの、いざメインで吹こうとなると、ちょっと低すぎなのが玉に瑕。
ミニオカリナ
redball実際に吹いた音はこんな感じ
ミニオカリナ。ミニリナと略すことも。
これは旅行へ行かれたある人から貰ったもの。
スペインの路上で、自作のオカリナを吹きながら売っているおじさんから買ったらしい。
そういう人、日本にもいてくれると嬉しいのに。
中国の「けん」という楽器
redball実際に吹いた音はこんな感じ
オカリナ史上最古の部類に入る、中国の「けん」。
シルクロードに旅行に行かれたある人から貰ったもの。
いわゆるフルート的発声体なので、他の管とはまったく吹き方が異なり、音を出すだけでも難しい。
けんは時代と共に音階変化用の穴が多くなってきてるようで、6穴式、7穴式と増えていき、今は9穴式が主流のようだ。しかしこのけんは4穴式で、「ド・レ・ミ・ファ・ファ#」の5通りの音域しか持っていないので、現代の曲はおろか、いわゆる音楽を吹くことは無理。
ポケットオカリナ
redball実際に吹いた音はこんな感じ
ポケットオカリナ。というより、キーホルダー(笑)
沖縄旅行に行かれたある人から貰ったもの。(何故沖縄にオカリナ!?)
もはや小さすぎて穴が塞げない・・。
当然、ステージに持って上がったことは無いが、ちゃんと音が出るのがすごいと思う。
キティちゃんオカリナ
キティちゃんオカリナ。
某Mシィで、キリ番ゲット記念品としてマイMさんから頂いたもの。
ちゃんと音が出ません(笑)
そして凄いことに穴が2つ足りませんw
ジェット部を少し削って、音はマシになりました。
右手親指用&小指の穴を開ければ、ある程度の曲は演奏できるかな(キーホルダーにそこまでやるか?^^;)
持っているオカリナ
手持ちの全オカリナたち。
全部で7本だ。
基本的に小さいものは高い音、大きいものは低い音が出る。
安いものはプラスチック製だったりするが、本物はすべて陶器製で、原料は土(粘土)。
木製のものもあると思われがちだが、これはオカリナではなく「コカリナ」と呼ばれる別の楽器だ。

オカリナ豆知識


オカリナの歴史はかなり古く、19世紀後半に北イタリアのブードリオという所のドナーチという菓子職人が、それまであった土笛にはじめて西洋音階(ドレミファソラシ)を導入し、イタリア語でガチョウの子供を意味する「オカリーナ」と命名。
それ以前の土笛は、最も古くは原始メソポタミアにすでに現在のオカリナと似たものが発土していたり、日本でも弥生時代の地層からオカリナに似た楽器が出土している。
最初はただツボをならしたフルート的発声体(空のビンに唇を当てて上手に吹くと「ボー」と鳴る、あれ)だったのが、メソポタミアまでに鳩笛的発声体(小学校の縦笛のように、吹けば音が出る構造)に発展した。
南アメリカでも4穴式オカリーナが1000年以上の歴史をもっているらしい。
現在では上記のイタリア式だけではなく、メソポタミア式も南アメリカの4穴式から中国の土笛「けん」に至るまで、土笛全般がすべてオカリナと呼ばれている。

オカリナ一般に共通していることは閉管式ということ。
閉管のため倍音が出ず、下のラから上のファ、つまり「ラシドレミファソレシドレミファ」の1オクターブ半という小さな音域しか持っていないのが特徴。
この狭い音域でいかにダイナミックな演奏をするか・・・オカリナ奏者はいつもそれに頭を悩ませている。
特に7オクターブもの音域をいつも当たり前に使っているウィンドシンセ奏者にとって、この音域の狭さは致命的。
音の高さが足りなくなることなど、日常茶飯事なのだ。
またオカリナは他の楽器と違い、チューニング構造を持っていない。
その上気温や湿度などによって、音程へ影響を受けやすいため、すべてを演奏時の息づかいだけで調整しなくてはならない。
息を強めると音程が高くなり、弱めると低くなる。
つまり、トレモロをかけることによって同時にビブラートをかけることができるわけだ。
まさに息づかい8割・指使い2割という楽器。

手持ちのオカリナはアケタ製がほとんどを占めている。
アケタのオカリナは音が柔らかく、何より色が素晴らしい。
また、メンテナンスフリーなところも便利だ。


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