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懐かしいモノを入手しました。
シャープの名機、事実上最後のポケコンとも言えるPC-E500です。
中学生の頃小遣いを貯めて買って、いろんなゲームを作ってはクラスメイトと遊んだりしてました。
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IOCSコールを最適化してみたり、簡易OSを組み込んだり、構造化アセンブラの開発環境を組んだり、ひらがな表示を可能にしたり、今思えばいろんなことをしていました。
長年愛用したのですが、大学に入ると同時にLCDの液が漏れてしまい、ほとんど文字が読めない状態になってしまって、それ以来CASIOのポケコンFX-890Pを使っていました。 |
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FX-890Pはインテルの8086互換CPUを搭載し、アセンブラやC言語インタプリタまで装備しているだけあって、速度も開発環境も不満のないつくりだったのですが、やっぱり私の原点はSC62015搭載のPC-E500です。
CASIOのポケコンは電卓から進化したという感じなのですが、
シャープのポケコンは明らかにパソコンを小型化したという感じがします。
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PC-E500はX1やX68000と同じく、IOCSを搭載しています。
デバイスドライバがIOCSレベルでサポートされているあたり、もはや高機能電卓ではなく、超小型PCであるといえます。
デバイスドライバはIOCSのROMに最初から組みこまれているもの以外にも追加可能であり、この拡張性はCASIOにはまったく無いものです。
内蔵RAMディスクなどのファイルコントロールシステムでも、実際のデバイスへのアクセスはIOCSを通じて行っているので、デバイスドライバを追加すればシステム全体の拡張が出来るということになります。
この辺りの設計は、さすがX1やX68000を作ったシャープだと感心させられます。
E500ファンを増やした原因はこの辺にあるようです。
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今回入手したE500は程度もかなりよく、簡単なプログラムを組んでみたのですが問題なく動いています。
こんなこともあろうかと(笑)、ずっと捨てずに今まで持っていたRS232Cレベルコンバータを使えばPCと接続して、当時の環境をダウンロードできます。
うーむ、いいおもちゃを手に入れたw
まずはひらがなフォントの組み込みと、構造化アセンブラのダウンロードかな♪
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