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CDラジカセ用リモコンのボタン接点復活

ラジカセのリモコン Panasonic製CDラジカセ用リモコン。
一部のボタンの効きが悪く、かなり強い力で押し込まないと反応しなくなっている。
一度こうなると、どんなボタンでも強く押し込んでしまう癖が付き、他のボタンやリモコンまでもダメにしてしまいかねない。
その昔、ゲームのコントローラでよくやった記憶があるなぁ。
裏返したリモコン さて、分解。
しかし裏面にもビスの頭が見あたらない。
リモコン側面の接合面にマイナスドライバーを差し込む 側面にあるスリットに、マイクロドライバのマイナスを差し込んで抉じる。
ま、この手の型を分解するときの定石ですな。
ラジカセのリモコンを分解 3カ所にツメがあるので、これを折ってしまわないように、少しずつ外していく。
CDラジカセリモコンの中身 蓋が取れました。
それにしても、回路と呼べないほどの単純な構造にちょっと驚き。
LSI一つだけ(笑)
11年前といえども日本の集積技術は世界に誇れる。
電池用の端子を外す さて、この基盤を取り外すのだが、電池ボックスの端子が溝にハマっているので(結構キツイ)ラジオペンチなどであらかじめ外しておく。
リモコンの基盤とコンタクトラバー ゴムパッド(コンタクトラバー)と基盤。
この2つの間にゴミや油が溜まったり、酸化皮膜ができたりして接触が悪くなることが多い。
強く押していた期間が長いと、復活できなくなる可能性が。
今回はどうだろう。
基盤を綿棒で掃除 シリコンスプレーを、綿棒の先にスプレーし、それで各端子を丁寧に拭いていく。
これで掃除と接触不良解消を同時にすることができる。
言うまでもないことだが、この作業の後に「ナノカーボン」を塗布すれば効果倍増だ。
基盤に直接シリコンスプレーはダメ 間違ってもこんなことしてはいけません。
汚れた綿棒 綿棒がこんなに黒くなりました。
汚れていたんだね。
コンタクトラバーのパッドを掃除 同じ要領でゴムパッドの接触部も掃除。
あまり力を入れすぎると、接触部が取れてしまうこともあるので気を付けよう。
白い毛が付いてるけど、これはたぶんウチの犬の毛でしょう(汗)
組み立てる前にエアダスターで吹き飛ばしました。
リモコンのIr LED あとは組み立てるだけ。
Ir窓のカバー(黒く見えるけど実は深い青色)を組み込むのを忘れずに。
見事に復活しました。
かる~くタッチするだけで全てのボタンが反応してくれます。

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